Unityアセットストア(AssetStore)の使い方を解説!

アセットで作ったマ0101

Unityでゲーム作りたいんだけど

CGでもの作ったりとか時間かかりそうでめんどくさい。

スクリプト書くのもたいへんだ~。

 

このように感じる人、Unityのアセットストアを使いましょう!

例えばこれから個人で、あるいは数名のグループで中世風の世界観のRPGを作るとします。

 えーと…中世風の世界のRPGだからそのためにこういう世界観にしてこういう感じのスクリプト書いて、ああいう感じの3Dモデル作ってBGMは、、、って何日かかるんだろう??

シーンビュー

このまっさらな画面の何をどうすればいいんだ!!?

…と困っていたのがUnityのアセットを使えば

アセット適用後

 

このようになります! この画面の中にあるCGは全て無料アセットです!

アセットストアで手に入れたものを並べるだけでなんだかもうゲームっぽい雰囲気になっちゃってますね。

(どのアセットを使ったかは後述します)

私がやったのはキャラを動かすスクリプトを書いただけです。

うひょー 超楽じゃん

ゲームを作るにはまずどんなゲームにするか考え、プログラミングしてグラフィックのデザインしてBGMつけて…、と様々な工程が存在します。

一人の人間がすべてするのは超大変、削れるコストは削りたいもの。

そんな時にUnityのアセットは役立ってくれるのです。

アセット(Asset)は日本語では資産、財産、有用なもの、などのように訳されます。

ゲームエンジンのアセットとはゲーム開発を助けてくれる有用なもの、スクリプト、3Dオブジェクト、アニメーションデータ、などの素材全般を意味するというようにとらえておけばいいと思います。

そんな便利なアセットが手に入るUnityのアセットストア、今回の記事ではその使い方をアセットストアへのアクセスから実際にインポートして使うまでの手順を紹介いたします。

これを読んでアセットを使えばあなたのゲーム制作がよりスムーズになります!

 

Unityのアセットストアを使うには、まずUnity と Unity Hub をインストールしていて、Unity ID を持っている必要があります。 Unity ID 作成はこちらのサイトで作れます。

 

Unityアセットストアへアクセス

 

Unityアセットストアにアクセスする方法

asset store top

ではまずUnityアセットストア(Asset Store)にアクセスしましよう!

アセットストアのトップページに行くといろいろなアセットが販売されていることがわかると思います。

有料の物が多いですが無料の物もかなりあります。

中には「これが無料なのか?」と思ってしまうようなクオリティの高いものもあります。

最初のうちはとりあえずそういう無料のアセットを使ってみるのもいいでしょう。

 

言語選択

言語選択

WEBブラウザでアセットストアを開くと、最初は表記が英語になっているかもしれません。

日本語で進めたい場合はページを一番下までスクロールして「日本語」を選択すれば日本語に変換されます。

 

 

 

この記事を書いた時に使っているUnity2021.1では、アセットストアにアクセスする方法はWEBからのみとなっています。
(Unityのバージョン2020.1以前はUnity内からも直接アクセスすることができていたようです。)

Unity画面

2021年8月現在、Unity内からアセットストアにアクセスしようとするとWEBからアクセスするようにメッセージが出ます。

 

 

Unityアセットストアでアセットを選ぶには

ここではアセットの選び方を解説します。

無料、有料 両方ご説明いたします。

無料アセットを選択~入手

まず無料アセットでアセットを入手する手順を解説します。

今回は例として中世風のRPGのようなビジュアルを作りますので、それっぽいキャラや背景を探します。

まずは無料で使えるキャラを探しましょう。

ページ上部の「アセット」の項目をプルダウンして「3D」を選択します。

アセット選択

右側でカテゴリーを選ぶことができますので 「キャラクター」、「無料アセット」にチェックを入れます。

ジャンル設定

 

 

すると条件が絞り込まれ、無料で使える3Dのキャラクターモデルが表示されます。400種類以上ありますね(2021年9月)。

その中からFantasy Chess RPG Character – Arthurというキャラクターを選びます。

アセット選択01

 

剣を持っていていかにもRPGに出てきそうな雰囲気であること、走る、剣で攻撃、ダメージ受けてぐらつく、などのアニメーションがあることが選んだ理由です。

ビュアーでそれらのことが確認できましたので「マイアセットに追加する」ボタンを押します。

RPG キャラクター

これでこのアセットが自分で使える素材として登録されました。

 

さっそくUnityにインポートしたいのでブラウザの上部に出るウィンドウの Unity Editorを開く のボタンを押しましょう。

UnityEditorを開く

ここでUnityを開いていればPackage Manager というウィンドウに先ほどのアセットが表示されます。

(Package Mangerが出てこない場合はUnityのメニューバーのWindow➡Package Managerと選択)

Package Managerウィンドウ右下のDownloadボタンを押すとダウンロードが開始されます。少し時間がかかります。

ダウンロード完了すると次はImportボタンを押しましょう。

これでUnityのプロジェクトウィドウ内部に表示されるようになります。

PackageManager

 

 

 

この記事で使っているアセットは以下の物です。(すべて無料)

無料のアセットは初心者がUnityを使うときの練習にもいいので気になったものがあれば使ってみましょう!

 

有料アセットを購入

ここでは有料アセットの購入方法を解説します。

 

アセットを検索

今回は検索で使いたいアセットを探してみます。

後ほど個人的に日本の江戸時代の街並みを舞台にした何かを作ろうと思っているのでそれらしいものを探してみます。

アセット検索

“Japanese city” ,  “Japanese town” ,  “Japanese”  などのキーワードで探してみた結果、

アセットを見つける

Japanese Village Kit というアセットを見つけました。

日本の街並みのアセットを選択

11ドルですが建物の壁や屋根などのパーツを組み合わせて自分で組み合わせられるところや、小物が結構な数があるようなのでいい感じです。

これを買うことにして、カートに追加します。

 

アセットを購入

チェックアウト

カートに移動(右上のかごのアイコンをクリック)するとカート内にあるアセットが表示されますので、チェックアウトボタンを押します。

今回は一つですが複数カートに入れている場合は全部のアセットが一括購入になります。

今の段階で全部は必要ないな、と思ったら「後で買う」を選択して今回の購入対象からは外しておきましよう。

 

チェックアウト後、個人情報の住所、メールアドレス、電話番号など記入します。

その後支払方法選択へ。クレジットカードかPayPalなど支払方法を選択します。

その後購入ボタンを押せば完了です。

(画像のスクショは撮っていませんが画面の指示通りにすれば問題ないと思います)

 

 

購入したアセットは無料アセットの時と同じ方法でUnityにインポートすれば使えるようになります。

先ほどのJapanse Village Kit のデモシーンです。

デモシーン画像

 

ここまでの方法で入手・購入~インポートしたアセットはUnityのプロジェクト(Project)ウィンドウ内に表示されるようになります。

みなさんも気になるアセットがあれば購入してみましょう!

 

 

 

Unityアセットを使う際の注意

ここではアセットを使う際に注意していただきたいことがあるのでそれを少し解説します。

注意点と聞くと「ん?なんかめんどくさいことがあるのかな?」と身構えてしまうかもしれませんが大丈夫です。

内容をよく読んで理解していれば問題は回避できるので安心してアセットストアを使うことができます!

 

Unityアセットストアの利用規約など

アセットストアの利用に際して、利用規約がありますのでそちらに目を通しておきましょう。

アセットストアを使用できるのは18歳以上であるなど、ルールがあります。

商用利用に関しても、多くの物は商用利用可能となっていますがアセットによっては制限があるのでアセットのページをしっかり読んで内容を把握したうえでルールに沿った形で使うようにしましょう。

例えば、下記のようなものがあるので公式サイトで参考にしてみてください。

Unity アセットストアの利用規約とEULA Unity公式サイトより

商用利用に関して Unity Supportより

 

例えば、アセットストアにある以下のアセット、

The Heretic: Digital Human

では下のほうにこのような記述があります。

商用利用できないアセット

はっきりと「教育及び非商業目的のみに制限されたライセンスに基づいて…」と書いてあります。

ページ全体を見てルールの範囲内で使うようにすれば問題ありません。
利用上の注意は守れば快適なゲーム開発ライフを満喫できます!

内容確認は怠らないようにしましょう!

(何かトラブルが発生した場合、当方では責任を負いかねます。)

 

アセットをインポートするとエラーが出る場合

たまに起こりますがせっかくアセットをダウンロードしたのにそのアセットによって作っていたプロジェクトに何かしらの不具合が発生することがあります…。

アセットが現在使っているUnityのバージョンに合っていなかった、同名のスクリプトがあってUnity側が混乱した…

…など、いろいろな要因があります。

こういときはコンソールウィンドウにエラーの原因が表示されていればそこからその原因を特定して対応することができます。

 

例①:スタンダードアセットをインポートすると出るエラー

スタンダードアセットの画僧

Standard Assets(for Unity 2018.4)というアセットをUnity2021にインポートするとゲームビューが作動しなくなってしまいます。

インポートするだけで出てくるエラーです。

エラー画面

コンソールウィンドウを見るとエラーの内容が確認できます。

SimpleActivatorMenu.cs というスクリプトファイルに問題があるとのメッセージのようです。

このアセットはStandard Assets(for Unity 2018.4)と名前についているように2018のバージョン用に作られているので新しいバージョンでは動作しないのでしょう。

SimpleActivatorMenu.csを削除することでエラーは出てこなくなりました。

 

例②:3Dモデルをインポートすると出てくるエラー

3Dモデルのアセットをインポートするとテクスチャが表示されない場合があります。

シェーダが不明

これはバージョンが古かったり、シェーダーに適したものを設定していない場合に起こるようです。

この3Dモデルははユニバーサルパイプライン(URP)のプロジェクトむけのシェーダーが設定されていないようでした。

シェーダー設定後の画像

シェーダーグラフでテクスチャ設定し、表示できるようになりました。

 

このように、エラーが怒るときには何かしらの原因がありますので、トラブルが発生してもいったん落ち着いて原因をチェックしてみましょう。

必ず回避する方法は見つかります!

 

 

Unityアセットストアをうまく使って面白いゲームを作ろう!

Unityマップ

今回はアセットストアの使い方について解説してみました。

一度手に入れたアセットは何度でも使えるので非常に便利ですね。

ゲーム開発にもいろいろなパートがあります。

ここは自分でやらなくてもいいかな?とおもったらアセットストアにあるものを使うのも手です。

今回紹介したのは当然本のごく一部です。

いろいろなアセットに目を通しておくときっと役に立つでしょう。

アセットで十分なところはアセットに補ってもらい、自分の作るゲームで一番力を入れたい部分や得意な部分に集中するほうが結果的にいいゲームになると思います!

 

 

ゲームマップの作り方などはこちらの記事をどうぞ!

 

 

 

 

 

 

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