DaVinci Resolve っていうソフトで動画を編集できると聞いたんだけど…
超初心者でもとりあえず映像が作れるような方法知りたいっす
今回の記事は無償で使える動画編集ソフト・DaVinci Resolveを使って動画を作成する 超簡単な方法を解説していきます。
最低限これだけ知っていればとりあえず全くの初心者でも動画を作れるようになる…!!というような内容です。
DaVinci Resolveの基礎の基礎の基礎…くらいのレベルの内容です(汗)
動画制作って難しそうだな~… と思っている方がまずはこれを読んでいただき、
↓
…というようにモチベーションを高めてくれたら幸いです!
著者である私自身、3DCGで作った映像を編集する際にPremiereなどを使っていましたが、無償でも使える高機能な映像編集ソフトがあると聞いて興味を持ち使ってみることにしました。
有償版と無償版と両方ありますが、無償版でも実際に使ってみると映像の編集に必要な機能はほぼすべてそろえていて非常に使いやすいと感じました。
すでにPremiereで動画編集をよくする人はもちろん、これから動画制作を始めてみたいけどいきなり高いソフトを使うのは気が引けるんだよな~、と考えている方にもおすすめです!
この記事では3DCGで作成した映像を編集して動画を書き出すところまでを解説していきます。
編集する動画はご自分で使いたいものに切り替えれば大丈夫ですのでぜひ最後までこの記事を読んでチャレンジしてみてください。
DaVinci Resolve とは? :無料で使えるけど高機能な動画編集ソフト
DaVinci Resolveは、ブラックマジックデザインというオーストラリアの企業が開発した統合型の映像編集ソフトウェアです。
無償版と有償版があります。
無償版では使用に制限があるとはいえそれでもかなりの機能を使うことができます。
これから動画編集をやってみたいという人はひとまず無償版を使ってみて、もっとレベル高い映像を作ってみたいな~と思ったら有償版を購入してみてもいいでしょう。
ダウンロードはこちらのDAVINCI RESOLVE公式サイトから「DAVINCI RESOLVE」を選択して入手しましょう!
無償版は「DAVINCI RESOLVE」 で、 「STUDIO」がついているほうが有償版なので注意しましょう(笑)
(有償版のDAVINCI RESOLVE STUDIO は¥36,980(税抜き)ですが一度買ってしまえばずっとつかえます!)
DaVinci Resolve の使い方:超初心者でもすぐ動画を作れるようになる!
ではここからDaVinci Resolveの使い方を解説していきます。
上記のようなUnityで作った3DCGの映像に音声を付けて動画でえええータを作成します。
花の咲き乱れる春の野に鳥の歌声が響き渡る… みたいな感じの動画にしたいと思います。
新規プロジェクト作成
まずはプロジェクト作成ですね。
DaVinci Resolveを立ち上げると上記のような画面が表示されます。
左側の赤枠で囲まれたUntitled Project を選択し、プロジェクト名を付けて新規プロジェクトを作成しましょう。
画面の解説
ここでは「これだけ知っていればとりあえず(超簡単だけど)動画が作れます」というレベルの画面の解説をしていきます。
新規プロジェクトを作成すると上記の画面になります。
この画面はCutページと呼ばれ、動画素材などを文字通りにカットする作業などするところで、この状態で開始されます。
他に編集や色調整、音声データの編集などできるページもあります。
画面下の赤枠内の7つの項目でそれらのページを切り替えます。
- Media … プロジェクトで使用する映像、画像、音楽音声などのメディアを管理するページです。
- Cut … 映像の素材をカットしたり、簡単な編集を行えます。
- Edit … 日本語訳「編集」の通り、映像や音声などをタイムライン上で編集作業します。
- Fusion … アニメーション効果を付ける作業をするときに使います。
- Color … 映像の、主に色の調整作業などを行います。
- Fairlight … 音楽や音声の編集作業をします。
- Deliver … 編集した映像クリップをレンダリングし、動画データとして書き出すことができます。
DaVinci Resolveは機能が非常に多いですがとりあえずこの記事では、
③Edit で編集し、⑤Colorで色を調整して ⑦Deliverで動画書き出しするところを行っていきます。
(各ページを使った編集方法は後日記事にしていきたいと思います!)
Edit画面で編集作業
最初に表示されるCutのページでも動画編集作業はできるのですが、名前の通りEditのページで編集するほうがわかりやすいかと思いEditページでの解説からこの記事では始めます。
素材のインポート
素材となる映像や音楽音声などのメディア(と呼びます)をインポートしましょう。
Editページの場合左上にある「No clips in media pool」というウィンドウがありますね。
media poolと呼ばれる場所で、まずここに各メディア素材を格納します。Poolって「貯める」とかの意味の使い方もするので一時的に貯めておくって感じですかね?
インポートの方法はいくつかあります。
- メニューバーの、File>Import>Media >ファイル選択
- media poolで右クリック>Import Media >ファイル選択
- ctrl+I (インポートのショートカット) >ファイル選択
- フォルダからメディアのデータをドラッグ&ドロップ
④が直感的でわかりやすいかもですね。
使う素材はどんどんここにプールしてしまいましょう。
Media Pool のウィンドウに素材がプールされました。
この映像の素材は筆者がゲームエンジンのUnityとUnrealEngineで作成し映像データとして書き出しました。
音声素材はmixkitというサイトからダウンロードしました。(無料です)
Little birds singing in the trees という鳥が歌っている音声データです。
タイムラインに配置
Media Poolにある素材をタイムラインにドラッグ&ドロップで配置します。
あとから編集を加えますのでひとまず使う素材を全部放り込みます(笑)
上記画像の赤枠内のアイコンは映像クリップを好きなところでカットできるものです。
映像クリップが長すぎたり、途中で切ってタイムライン上で位置をずらすなどのことができます。
(不要な部分をカットするのはCutのページでやるほうがいいのですがとりあえずここでやってしまいます)
映像クリップをタイムライン上で調整しました。
Unityから書き出した映像クリップにはAudioのデータもあることになっていましたが削除し、
Little birds singing in the trees の音声データを映像再生中ずっとループで流れるように繰り返し配置しました。
タイムライン上で映像クリップの上の端を選択すると上部左右の角に白いツマミ(?)のようなものが出ます。
それを移動させるとフェードイン/アウトの効果を出せます。
これは映像、音声クリップの両方をフェードさせることができるものです。
動画画面内にテキストも入れてみましょう。
画面左下のToolboxからTitle>Textと選択し、タイムラインにドラッグ&ドロップしましょう。
赤枠内のウィンドウでテキストを記入し、文字の色やフォントなど設定できます。
テキストもフェードイン/アウトを設定できます。
これでも一応動画らしきものにはなりますが以降の項目で色の調整もしてみましょう。
色の調整など
Colorのページに移行し、少し色を調整します。
映像クリップを選択し、画面左下のカーブを調整し色味を変更することができます。
書き出し
動画の編集作業はだいたいできたのでこれで動画データとして書き出ししてみましょう。
Deliverページにしてレンダリングの設定をします。
- 画面左側のRenderSettingでYoutubeのアイコンを選択し、今回はこのブログにアップする動画ですのでCustomでResolution(解像度)を640×360にします。
- Add Render Queue をクリック
- Render Queueに編集した動画が追加されます。
- Render Allを選択します。
これでUnityとUnrealEnfgineで作った3DCGの映像に音声データがついただけの動画データが作成できました(笑)
DaVinci Resolve の使い方をマスターして動画編集者になろう!
今回はDaVinci Resolve の使い方を「超初心者にも動画がすぐ作れるようになる」というコンセプトで記事にしてみました。
直感的な操作で複雑な手順もなく動画が作れる様子がお分かりいただけたのではないかと思います。
ただ、何度も申し上げているようにこれはきわめて単純な方法です。
DaVinci Resolve は機能が多く奥の深いソフトです。
この記事を踏み台にしてさらにかっこいい動画を作成してみてください!