Unityで動画作成する方法【ゲームプレイ動画・アニメを作る】

Unityでカットシーン作成
Unityで動画を作りたいんすけど どうすればいいっすか?

Unityには開発したゲームのプレイ画面を動画にして保存する機能があります。

例えば、以下のようなときに動画を作成する必要があるかと思います

  • Unityでゲームを開発する際、開発したゲームや開発中の様子を動画にして保存したい
  • 3DCGのキャラクターを使ってカットシーンやアニメの映像作品を作って動画データに書き出したい

このような場合にUnity Recorderという機能を使えばUnity内で動画を作成することができます。

カットシーンなどを作るときは県らアニメーションを作り、そのあとに動画として書き出すことができます。

実際にこの機能で作られたゲーム内のカットシーンやアニメ作品もかなり増えてきています。

この記事では3DCGデザイナーとして活動し、カットシーン制作も行っていた筆者がUnityで動画を作成する方法を解説していきます。

前半で開発したゲームプレイ動画を作成する方法を、後半ではゲーム用にも使えるちょっとしたカットシーン動画の作り方を解説していきます。

 

この記事作成時に使用したUnityのバージョン

Unity2021.1.16f1

 

Unityで動画作成するための準備

Unity Recoder

Unityで動画作成する前に、まず Unity Recorderを使えるようにしておきましょう。

これをインストールすることで動画を作成することができるようになります。

 

 

window01

Window ➡ Package Manager と選択します。

 

Unity Registry

そこでPackageManagerウィンドウに移動し、PackageManager 左上のタブのUnity Registryを選択します。

unity recoder インストール

右上の検索窓に Unity Recorder と入力するとUnity Recorder が出てきます。

Installボタンを押してインストールしましょう。

これでインストールができれば下準備完了です。

 

 

Unityで動画作成する手順 :ゲーム画面編

Unity Recoder5

Add Recorder(赤枠内)を押すと書き出すデータの形式を選択することができます。

ここではMovieにしておきます。

Add Recorderの5つの項目では以下のことができます。

  • Movie         ムービー書き出し
  • AnimationClip          GameObjectの動きをアニメーションクリップに記録する
  • ImageSequence    静止画の連番画像作成
  • GIF animation   GIFアニメ化
  • Audio       音声だけ

今回はMovieのみ行いますが、目的に応じて使い分けることができます。

続いて右側にあるSourceの部分でGame Viewを選択します。

これでゲームのプレビュー画面で表示される映像が動画データとして記録できるようになります。

 

Unity Recoder3

Outoput Resolutionで動画の解像度を選択します。

数字は動画の高さ(縦の長さ)になります。

作成する目的に応じて動画のサイズを選択しましょう。

ここではゲームビューそのままの大きさ(Match Window Size)を選択します。

 

Unity Recoder4

Aspect Ratio でアスペクト比(縦横の比率)を選択できます。

(ただ、この記事で行った際はゲームビューのサイズを選択していましたので不要でした)

 

Unity Recoder11

これくらい設定すればひとまず動画として作成することができます。

START RECORDINGを押せば同時に自動的にゲームがスタートし、ゲームプレイ動画を作成することができるようになります。

止める際はSTOP RECORDINGで停止することができます。

ゲームプレイ動画が作成されました。

これで自分の開発したゲームがこんな感じにできたよ~、という風に家族の人や友達に見せることができますね!(笑)

 

 

Unityで動画作成する手順 :ゲームカットシーンぽいムービー編

Unityでカットシーン作成

上記までの手順はゲームをプレイしている最中の動画作成でした。

また別の方法で、Unityでは3DCGの空間の中でカメラワークを付けることもできます。

実際にゲームのカットシーンや、アニメの作品でも使われています。

その方法を(まともに行うと非常に工数がかかるのでざっくりと)解説したいと思います。

上記の画像のように日本の街並みのステージの中にUnityちゃんを立たせただけのシーンにカメラワークだけつける作業を解説していきます。

背景のステージはUnityアセットストアで購入したJapanese Streetを使っています。

 

アニメーションウィンドウ

ひとまずカメラアニメーションを付けるためにアニメーションウィンドウにカメラを設定しましょう。

カメラを選択した状態でアニメーションウィンドウ内のCreateボタンを押すと上記のような画面になります。

そのあとにAdd Property押すと、カメラのアニメーションさせたい項目が表示されますので追加していきましょう。

ここではカメラの移動、回転、画角、Focal lengthなどを設定しました。

(Near clip, Far clipは表示されていますが結局使いませんでした(笑))

フレームを移動させて◇ボタンを押すとアニメーションキーがうたれ、アニメーションさせることができるようになります。

 

 

街の様子を映し、Unityちゃんをアップで映して、またカメラが引いていく、、、というだけで深い意味のない動画ですがひとまずこれでカットシーンのようなものは作れるようになりますね!!

本来ならもう少し人物を出したりアクションも入れたほうが面白くなるのですが時間の都合上ここまでにしたいと思います(笑)

シェーディングやカメラワークにもこだわればアニメ作品も作ることができるので興味のある方は試してみてください。

 

制作の際にUnityが使われているアニメ作品

以下の作品でが使われているようです。

興味のある方はチェックしてみましょう。

【明日世界が終わるとしても】

【プリキュアシリーズ・エンディング】

 

 

Unityで動画作成し開発したゲームを

今回はUnityの機能で動画作成する方法を解説しました。

Unityでは主に以下のような動画制作ができます

  • ゲームプレイ動画作成
  • カットシーン、アニメ、3DCG映像の動画制作

上記はあくまで例です。

各機能の使い方次第でいろいろな表現ができるかもしれませんのでぜひ試してみてください。

 

Unityでカットシーン作成
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