Unityに3Dモデルをインポートする手順6つ【ゲームを作れる】

自分で作った3DCGキャラクターモデルをUnityにインポートしてゲームを作りたいっす

Unity Asset Storeには3DCGキャラクターのアセットがたくさんあります。

しかし中には個人やチームでゲームを作っている人の中には自分で、または制作チームの他のメンバーが作った3DCGのキャラクターモデルをインポートして使いたいという方もいるでしょう。

そのような方のために この記事ではBlenderで作ったキャラクターモデルをUnityにインポートする方法を解説します。

私がBlenderで自分で作ったモデルをBlenderからエクスポートしUnityインポートしてするところまでを画像付きで解説していきます。

この一連の操作ができればUnityでオリジナルのキャラクターをインポートしゲーム開発ができるようになります。

Blenderからエクスポートしたモデルがインポート出来ればアセットストアにはない他のモデルも同じ要領でインポートすることもできます。

好きなキャラクターを使ってゲームを開発することもできるようになりますね。

ぜひ最後までご覧になってください。

 

 

BlenderでモデリングしたキャラクターをUnityにインポートできるとオリジナルのキャラクターでゲームが作れるようになる

【Blenderからエクスポート→Unityへのインポート】この流れを理解しておくと以下のことができます。

①Unityに自分で作ったキャラをUnityにインポートしてゲームを作れる
②チームでゲームを作っているときにCG担当の人が作ったモデルをUnityインポートできる
③外部で購入、または無料ダウンロードで入手したモデルをUnityにインポートできる

①Unityに自分で作ったキャラをUnityにインポートしてゲームを作れる

自分でデザインしたキャラクターをUnityで動かせるようになると楽しいですよね。

オリジナルのゲームを作りたい人にはできると便利な方法です。

 

②チームでゲームを作っているときにCG担当の人が作ったモデルをUnityインポートできる

 

企業内、有志のメンバーで集まった製作チームなどでゲーム開発をしていると、CG担当の人にCGのモデリングを頼んだり、外部に制作依頼したキャラクターモデルを使うこともあるでしょう。

このようなときに他の担当者が作成したキャラクターやオブジェクトをインポートしてUnityで使うことができるようになります。

 

③外部で購入、または無料ダウンロードで入手したモデルをUnityにインポートできる

ネットからダウンロードしたモデルに自分でアニメーションをつけてUnityで使うこともできるようになります。

 

Unityでのゲーム開発、またはアニメーション映像作品の作成にも使えるので【Blenderからエクスポート→Unityへのインポート】の流れを把握しておくと役に立ちます。

Blenderから3Dモデルをエクスポートする手順

Unityに3Dモデルをインポートする手順

二つに分けて解説していきます。

 

BlenderでモデリングしたキャラクターをUnity向けにエクスポートする手順3つ

ここからは3DCGのモデルをUnity用にエクスポートする方法を解説していきます。

①キャラクターモデルの用意

②Blenderでアニメーションデータを用意する

③Blenderから3DCGモデルをエクスポートする

④アイテムモデルをインポートする

⑤Unityにアニメーションの設定されたキャラクターモデルをインポートする

⑥Unityにインポートしたキャラクターモデルを動かす

 

①キャラクターモデルの用意

最初にまずキャラクターモデルを用意しましょう。

伊之助のモデル

今回は趣味でモデリングした鬼滅の刃の嘴平伊之助(はしびら いのすけ)で試してみます。

私は個人的に鬼滅の刃が好きなので自分でモデリングしたものを使いますがモデルはなんでも構いません。

とりあえず一連の流れをお試しでやってみたいというのであればCGtraderなど無料でCGモデルが手に入るサイトがあるのでダウンロードしてしまいましょう。

 

伊之助の刀

そして伊之助の刀のモデルも個別にエクスポートします。

画像ではすでに手に持って構えていますが実際はキャラクター本体と刀は別々にエクスポートし、Unity上でキャラクターモデルの手に刀を持たせるようにします。

 

Blenderでアニメーションデータを用意する

4種のアニメーションデータ

 

上記のポーズとアニメーションデータ付きのモデルをエクスポートしていきます。

 

ポーズとアニメーションは以下のような内容になっています。

①アニメーションなしのポーズ

②構えた状態のアニメーション

③走るアニメーション

④刀で攻撃するアニメーション

アニメーションはMIXAMOで一度作って、Blenderにインポートし調整しています。

MIXAMOの使い方はこちらの記事をご覧いただければと思います。

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アクションポーズ

 

③Blenderから3DCGモデルをエクスポートする

3DCGモデルをエクスポートしていきます。

ここではFBXというファイル形式でモデルをエクスポートしていきます。

BlenderでFBX形式で悪巣ポートするのが初めてという方はまず以下のアドオンを使えるようにしましょう。

Import-Export:FBX format

以下の画像のようにまず編集➔Preferenceと選択します。

プリファレンス

①そのあと出てきたプリファレンスウィンドウの検索窓にfbxと入力しします。

Import-Export:FBX formatのアドオンが出てきますのでチェックボックスにチェックを入れて有効にしましょう。

FBXアドオンを選択

 

アニメーションのないモデルをエクスポート

これで下準備ができましたのでまずはアニメーションがないデータのエクスポートします。

伊之助の刀だけとりあえずエクスポートしてみます。

伊之助の刀

アニメーションなしの場合のエクスポート

この場合は単純で、エクスポートしたい3Dのモデル(ここでは刀のモデル)を選択した状態で

メニューバーの「ファイル→エクスポート→FBX(.fbx)」と選択します。

その後、選択したオブジェクトの項目にチェックを入れ、

ファイル名を好きなように付けてFBXをエクスポートのボタンを選択します。

これで刀のモデルがエクスポートできました。

 

アニメーションのあるキャラクターモデルをエクスポートする

伊之助Tポーズ

ここからはキャラクターモデルのほうをエクスポートしていきます。

最初は上記画像のようなTポーズの状態の伊之助をエクスポートします。

(正確に言うと上記はアニメーションがあるモデルデータというよりアニメーション設定前のボーンだけがあるデータですがこのまま進めます)

モデル選択状態

キャラのメッシュとボーンを選択した状態で先ほどのようにエクスポートウィンドウを表示します。

設定が少し特殊なので以下の画像を見て進めてください。

エクスポート画面

エクスポートウィンドウの右側の各項目を上記のように設定します。

画像と同じように設定していただければ大丈夫ですが特に以下のところに気を付けてください。

・選択したオブジェクトにチェックを入れ、

・アーマチュア、メッシュだけにチェックをいれ、

・単位を適用にチェック、

・!実験的機能!トランスフォーム適用にチェック、

・「デフォームボーンのみ」にチェック

・「リーフボーン追加」の”チェックをはずす”

・アニメーションベイクにチェック、全ボーンのキー、強制的に開始/終了キーを挿入の二か所にチェック

上記にチェックをいれるのはアニメーション作成に必要なモデルのみをエクスポートできるようにするためです。

この設定で【FBXをエクスポート】のボタンを押して書き出します。

他のアニメーションデータも同じ方法で書き出しておきます。

構えのアニメーション。

走るアニメーション

走りのアニメーション。前傾姿勢のいわゆる忍者走り的なポーズ。

攻撃のアニメーション

刀で攻撃するアニメーション。

 

これでBlenderからのエクスポートは完了です。

続いてUnityへインポートする作業の手順を解説します。

 

BlenderからエクスポートしたモデルをUnityにインポートする手順3つ

UnityへBlenderからエクスポートしたモデルをインポートしていきます。

④アイテムモデルをインポートする

刀のモデ\ルをインポート

まず簡単にアニメーションが設定されていないモデルということで、刀をインポートしてみます。

…と言ってもこの場合はただ単に刀の3DCGモデルを上の画像のようにUnityのProjectにドラッグ&ドロップするだけなのですぐにできます。

さらにUnityのSceneにまたドラッグ&ドロップすればステージ上に表示されます。

 

何も難しいことはありませんね。(笑)

インポートしただけのモデルはテクスチャが設定されていませんのでマテリアルを設定しておきましょう。

 

マテリアル設定方法

マテリアルはProjectウィンドウの中で右クリック➔Create➔Material でMaterialを表示し、その後マテリアルの項目に各テクスチャをセットします。

その後そのマテリアルを武器にアタッチします。

 

 

⑤Unityにアニメーションの設定されたキャラクターモデルをインポートする

キャラクターインポート

続いてアニメーションのあるキャラクターモデルデータをインポートします。

キャラクターモデルそのもののインポートは武器のモデルの時と同様にドラッグ&ドロップでOKです。

先ほどの刀のモデルと違う点が一つありまして、それはアニメーションさせるキャラクターモデルの場合、そのモデルが人型だとUnity側に認識させる必要があるということです。

その設定をしていきましょう。

 

unityに認識させる設定

Projectウィンドウ内でアニメーションさせたいファイルを選択した状態で、

①InspectorウィンドウでRigを押す

②AnimationTypeをHumanoidに設定します。

③その後Applyを押す

これで設定は完了です。

アニメーションが複数ある場合は同じ操作を繰り返しUnityにすべて人型のモデルであると認識させておきましょう。

 

 

インポートしたキャラクターに武器を持たせるには

武器を持たせる

武器を持たせる場合、武器をSceneビューにドラッグ&ドロップし

キャラクターの手の位置に合わせます。この時、キャラクターの手の形に合うように角度など調整しましょう。

位置を合わせたら、Hierarcy内の武器のモデルをキャラクターの手のボーンにドラッグ&ドロップで移動させます。

これで親子付けしたことになるので、キャラクターの手の動きに合わせて武器も動くようになります。

 

 

⑥Unityにインポートしたキャラクターモデルを動かす

Unityでキャラを動かす

必要なキャラクターアニメーションファイルをすべて用意したら動かしてみましょう。

インポートしたキャラクターはアニメーションコントローラーを設定することで動かせるようになります。

アニメーションコントローラーの操作についてはこちらの記事をご覧ください。

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攻撃、走りアニメーション

 

キャラクターをインポートし、アニメーションコントローラー、動かすためのスクリプトが設定できました。

そうしたらあとはUnity上でアクションゲームとして操作することができるようになります。

 

 

 

Unityでゲームを作れるようになるには

Unityでより面白いゲームを作れるようになるにはまず基本的な使い方を覚えてからより面白くするにはどうすべきか学んでいく必要があります

その方法を学ぶにはまずプログラミングスクールでUnityの使い方を学ぶことをおススメします。

オンラインのプログラミングスクールであるTechAcademy [テックアカデミー]Unityコースでは、Unityの使いかたと必要なプログラミングスキルであるC#でのプログラミングを学ぶことができます。

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自分でモデリングしたキャラクターをUnityにインポートしてオリジナルのゲームを作ろう

今回はUnityでkyらクターモデルをインポートする方法を紹介しました。

手順をもう一度確認しましょう。

①キャラクターモデルの用意

②Blenderでアニメーションデータを用意する

③Blenderから3DCGモデルをエクスポートする

④アイテムモデルをインポートする

⑤Unityにアニメーションの設定されたキャラクターモデルをインポートする

⑥Unityにインポートしたキャラクターモデルを動かす

 

自分の作ったキャラクターが自分の作ったゲームマップの中で動くのはなかなか面白いものです。

オリジナルで面白いゲームを作っていきましょう!

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