【3DCG背景の作り方】無料で木を作れるTree itの使い方

  • 2021年4月1日
  • 2021年4月11日
  • 3DCG

3DCGで背景用のアセット、特に樹木や草花を作りたい。
キューブやシリンダーなどを一から編集して作ってもいいけどそれでは時間がかかりすぎる。
そのようなお悩みをお持ちの3DCGデザイナーの方へ便利なツールがあります。

この記事では3D樹木生成ジェネレーターTree it での木の作り方を説明します。

3DCGで背景用のアセット、特に樹木や草花を作りたい。
キューブやシリンダーなどを一から編集して作ってもいいけどそれでは時間がかかりすぎる。
3DCGのソフトウェアによってはアドオンやプラグインなど、制作を助けてくれるツールもあるが、設定する項目が多すぎたり使い方が複雑だったりしていまいちな感じだ‥‥。
もっと簡単に木や草花を作ることができる方法はないのか?背景制作の時間短縮はできないか?

そんな方にお勧めのツールを紹介します。

Tree it という樹木の生成ジェネレーター。
この記事ではこのツールの使い方を説明していきます。

Tree it という樹木の生成ジェネレーター。
この記事ではこのツールの使い方を説明していきます。

このツールでこのような気のオブジェクトが作成できます。

Tree it
ダウンロードはこちらから
     ↓
http://www.evolved-software.com/treeit/treeit

Tree it での木の作り方

Trunk(木の幹)の作り方

試しにシンプルな木の作り方を試してみます。

起動すると木の幹になるであろうオブジェクトが表示されています。

画面右のウィンドウにチェックの入ったチェックボックスがあります。
Trunk, Branch ,Branchlets ‥‥とあります。木の幹、枝、(さらに細かい)小枝、に当たるわけですがこれのチェックが入っているものが生成する対象になります。

今回、ここはこのままにしておきます。

Trunkの調整

Count 3
Split 1
Segments 24
Sides 24

Scale

Length 200
Length Increment 100

にします。

Trunk Texture テクスチャを設定するには

テクスチャを設定します。もともと用意されているテクスチャを今回は使用します。
Lord Textureを押してテクスチャ設定ウィンドウを開きます。
Current Textureを bark01.png にしてOKを押します。

木の幹にテクスチャが設定されました。

Branch の作り方

枝の生え具合を調整します。
枝の数や長さ、角度などが調整できる機能のようです。

Branch

Count 30
Split 30
Distribution 50
Segments 15
Sides 16
Poly Reduction 5

Branchlet はひとまず全項目このままにしておきます。

Branch Scale
枝の長さなど調整します。

Length 250
Length Increment 100

Leaf 葉の作り方

葉っぱの設定です。
ここでは
Countのみ300に設定して他はデフォルト値のままにしておきます。

Textureを設定します。
木の幹の時と同じようにテクスチャ設定ウィンドウを押します。

今回は leaf walnut を選択します。
Base, Normal, Roughness, Transmission のテクスチャもデフォルトで用意されていますので各タブで同様にleaf walnutのテクスチャを設定していきましょう。
すべてできたらOKを押します。

葉っぱのテクスチャが設定されました。

ライティング 環境設定の方法

ライティングも調整できます。
上部メニューの太陽マークを選択肢てウィンドウを表示してライトの角度や色を設定できます。
プロジェクトの内容に合わせて光の角度や色も調整してみるといいでしょう。

参考

もともとサンプルとして入っていた木や花もあります。
サボテン、ヤシの木、花。いろいろなものが作れるようです。

以下からサンプルもダウンロードできます
http://www.evolved-software.com/treeit/treelibrary

こういったモデルもTrunk,Branch などの各パラメータの調整で作成できるようですね。
いろいろ試してみるといいでしょう。

まとめ

背景用の植物生成専用のジェネレーターということもあってかなり使いやすい印象でした。
ビューワ内でも最初からライティングや風のシミュレーションが設定されていて完成形のイメージが持ちやすいのもいいですね。
ゲームアセットの制作に向いていると思います。

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