【Blender背景の作り方】JARCH Visで建物を作る

  • 2021年4月8日
  • 2021年4月8日
  • 3DCG

背景オブジェクトを効率よく作成するアドオン

JARCH Vis

今回はこちらの使い方をメモしておきます。

JARCH Vis は下記のような目的の場合に役立つアドオンかと思います。

・Blenderで建築ビジュアライゼーション用のデータを効率よく作りたい 
・リアルな建築物の3DCGを作りたい
・ハイエンドな背景ゲームアセットを作りたい
・3DCGの映像作品の中でリアルな建物の素材が欲しい
・建築物のイラストを描くためのベースにしたい

Blenderのアドオン、JARCH Visでは床、壁、屋根、窓をかなり細かいところまで簡単に編集できる機能が搭載されています。
壁や床ににタイル模様を作ったり、屋根の種類もトタン屋根や瓦屋根があったりとバリエーションがあるのでよりリアルなものでも効率よく作成可能です。

それでは行ってみましょう。

JARCH Vis:導入と使い方

JARCH Vis の導入

JARCH Vis は以下のサイトからダウンロードできます。
https://github.com/BlendingJake/JARCH-Vis/releases

アドオンを使用できるようにBlenderにインストールした後にアクティベーションが必要です。
Blenderを起動し、
メニューバーの

編集 ➔ プリファレンス ➔ アドオン ➔ インストール

と選択します。
インストール の項目ボタンを押しましょう。
検索のウィンドウの中に JARCH Vis を入力。
先ほどダウンロードしたzipファイルを選択してインストールします。
インストール終了後にAdd Mesh:JARCH Vis のチェックボックスにチェックマークを入れます。

これでインストールは完了です。

使い方

JARCH Vis のインストールとアクティベーションが完了するとBlenderの3Dビューポートの左側に
JARCH Visの項目が新しく追加されます。
この項目を展開すると床、壁、屋根、窓などのパーツを生成する項目が表示されます。

床を生成

Add Flooring

Vary Width, Vary length ,などの項目の数値を調整することで床面のタイル模様も調整可能です。

壁を生成

Add Siding

Vary Width, Vary length ,などの項目壁のタイルも調整可能。
Add Battensで補強用の間柱(?)のようなものも出せます。

屋根の生成

Add Roofing

屋根のサイズや傾斜はこれも調整可能。
屋根の形状パターンも数種類あります。ブロックを合わせたような屋根、素焼きの瓦のような屋根など。

窓の生成

Add Window
窓のサイズやフレームの厚みや大きさも数値の入力で調整可能です。

おわりに

建築物のモデル作成は同じ形状のパーツを多数配置することも多いかと思いますが
このJARCH Visではパラメータの調整で対応できるので効率化が図れることでしょう。
建築物の大枠をJARCH Visで生成し、デティール、パーツの追加は別のアドオンで行うなど、他と組み合わせて使用してもいいかもしれません。

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